コンデンサ箔

電解コンデンサの性能を示す静電容量は、電極箔の表面積に比例するため、アルミ箔は電気・化学的な方法で、表面積が数十から百数十倍になるよう処理されます。そのためアルミ箔は、処理後の表面積ができるだけ大きくなるような特性が求められる一方で、それとは相反する折り曲げ強度も確保する必要があります。
これらの要求を満たすため、UACJとUACJ製箔が連携し、高純度アルミ地金に微量化学成分を調整してつくられたスラブを用いて、特別な製造・品質管理体制のもとで優れた特性を持つ電解コンデンサ用アルミ箔を製造しています。

コンデンサ箔の写真

特長

アルミ電解箔の表面倍率は年々増大し、お客様の要求も高度化しています。
UACJ製箔では、機械的性質の確性試験、エッチング試験装置による性能評価、品質評価を行い、要求品質通りの製品を出荷しています。
また、UACJ R&Dセンターでは、微量成分や、析出物のピット発生への影響などを分析し、製品性能試験に基づくプロセス技術の改良を日夜研究しています。

高圧用アルミ電解コンデンサ電極箔断面

高圧用アルミ電解コンデンサ電極箔断面のイメージ

低圧用アルミ電解コンデンサ電極箔断面

低圧用アルミ電解コンデンサ電極箔断面のイメージ

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用途

  • OA、AV機器(パソコン、デジタルテレビ、DVD、オーディオ機器)
  • 情報機器(携帯電話の充電器部品、情報インフラ)
  • 自動車関連(電装機器、電気自動車、ハイブリット車)
  • 省エネ関連機器(インバーター家電)